<種牡馬解説③>


種牡馬のM3タイプ要素順

 今回刊行された重賞本『ウマゲノム版重賞解析読本 古馬・芝編(ガイドワークス)』には、ステップ毎に適したM3タイプが記されている。このタイプに合ったステップを踏んでいると、より好走しやすくなるわけだ。

 M3タイプは、戦績や血統から決定され、オープンを5着以内に走ったことのある馬のタイプは、競馬GPなどのサイトで毎週の「回顧表(予想着順表)」に記載されている。ただ、そこではSやLなど一文字で表記しているので、要素順が分かる形で、主要種牡馬を一覧にしておいたのが下の表になる。重賞本のあとがきに載っている種牡馬に20頭ほどを追加し、使いやすいように五十音順に並べてあるので参考にして頂きたい。

 血統だけでタイプは決まらないが、血統の影響力は極めて大きいので、この表をそのまま適用して判断しても、それほど大きな問題にはならない。M3タイプは本来、SL、SCなどの組み合わせで表記されるのだが、重賞本では要素順が重要になっているので、ここでも要素順の記載としている(詳しいM3タイプは『ウマゲノム版種牡馬辞典』を参考のこと)。時間が出来たら、本年デビュー馬など、新しい種牡馬もここに追加出来たらと考えている。


主要種牡馬タイプ(要素順)

アグネスデジタル

S=C、L

アドマイヤムーン

C、S

ヴィクトワールピサ

S≒L≒C

エイシンフラッシュ

C≒S≒L

エスポワールシチー

C≒S、L

エンパイアメーカー

L、S、C

オルフェーヴル

S、C≒L

カンパニー

C≒S≒L

キングカメハメハ

S≒C、L

キングヘイロー

L=S≒C

キンシャサノキセキ

L、S

グラスワンダー

L≒S

クロフネ

L≒S、C

ゴールドアリュール

S、C、L

サウスヴィグラス

S、L

シニスターミニスター

S、L

ジャスタウェイ

C=S、L

ジャングルポケット

S≒C、L

ショウナンカンプ

S、L

シンボリクリスエス

L、S

スウェプトオーヴァーボード

S、L=C

スクリーンヒーロー

S=L、C

ステイゴールド

C、S

ゼンノロブロイ

L、S

タイキシャトル

S≒C≒L

ダイワメジャー

S、L=C

タニノギムレット

C、S、L

ディープインパクト

L、S=C

ディープブリランテ

S=L、C

ナカヤマフェスタ

S≒C、L

ネオユニヴァース

S≒C

ハーツクライ

C≒S、L

ハービンジャー

L、S、C

パイロ

S=L、C

バゴ

S=L、C

ブラックタイド

L≒S

へニーヒューズ

S=L

マツリダゴッホ

L、S=C

マンハッタンカフェ

L、S、C

メイショウサムソン

S≒L≒C

メイショウボーラー

S、L

ヨハネスブルク

S、L

ルーラーシップ

ロージズインメイ

C、S

ロードカナロア

S、C、L

左から順に強い要素。「≒」はほぼ同じも、やや左が優勢



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